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平成18年3月31日(金)

和歌山南ロータリー卓話
 今日は、以前からお声掛けをいただいていた「和歌山南ロータリークラブ」の卓話に伺いました。「サンピア」で開かれた会合にお招きいただき、約90名の皆さんの前でお話をさせていただきました。以下にその内容をご紹介させていただきます。

(講演要旨)
 私は、毎週月曜日の朝、和歌山市駅とJR和歌山駅で街頭演説をしています。そんな朝の街頭演説をしていた時のことです。通勤しているサラリーマンの皆さんが何とも羨ましい存在に見えました。「ああ、この人たちはいいな。行く会社があるんやな。会社に行けば、自分の机もあるんやな。働く場所があって、帰る家庭があって、守るべき家族がいてるんやな。」と思うと、その見慣れた通勤風景が幸福でかけがえのない景色に変わりました。この当たり前の生活を守るのが政治の原点だと確信しました。会社の倒産やリストラ、あるいは大げさに言えば、戦争が起こればこのような幸福な生活は奪われます。そんなことのないように市民の生活を守るのが政治の重要な役割であると肌身に沁みて感じました。そんなことも分からずに、選挙期間中、偉そうな演説をしていた自分が恥ずかしく、情けなく思えました。落選して無職浪人になってから、このような「気付き」がたくさんあります。
 トヨタの生産方式は「気付き」の積み重ねです。2001年に社内で作られた「TOYOTA WAY」では、挑戦、改善、現地現物、尊敬、チームワークが5本柱です。挑戦というのは、昨日とやり方を変える。変えて失敗してもOK。変えなくて失敗すれば叱られます。改善も「五つのなぜ」という魂が入ってなければ、失敗します。何かうまくいかない時には、原因が何か、5回も6回もなぜそうなったのか、問いただしていくのです。部品がうまくはまらない。なぜか?工具が不具合。それはなぜか?油を差すのを忘れた。なぜか?過労のため、ついうっかり。なぜか?ラインのノルマがきつ過ぎたから。そうやって、問題の本質に迫っていき、根本のところを直すのが、改善の魂なのです。
 そして、組織の遺伝子が、トヨタが一番苦しかった頃の記憶を脈脈と引き継いでいます。昭和25年の労働争議によって会社が倒産しかかった記憶を、当時入社もしていない幹部社員が昨日のことのように後輩に語って、慢心を戒めるのです。
 和歌山を活性化していくためにも、経営者の皆様がご活躍されることを期待しています。「LINKS和歌山」というNPOとJCの経営者の皆さんが主体の勉強会があり、私が司会をして講演会をしています。次回は4月26日午後4時からホテルグランビア和歌山で、拓殖大学森本敏教授をお招きして実施します。ご興味があれば、ぜひ、ご参加ください。
 本日は、卓話の機会をいただき深く感謝申し上げます。ありがとうございました。



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